店舗見学感想の書き方や例文・文例・書式や... | 文章や手紙などの書き方　書き方ラボ

店舗見学の感想文の書き書き方いついての雛形や例文、書式等については余り見かけませんが、インターネットで検索すればそれなりに出て来るものと想定されます。この感想文の用途ですが、主として、忙しい中にあっても、店舗見学を受け入れてくれた方々に対する労いの手紙であり、その中には、今後もこういった見学等の要請があった場合は、快く受け入れてほしいとの隠された言葉も込められています。

この度は業務ご多忙中にも関わらず、店舗見学についてご快諾下さり、誠に有難うございます。見学した方々は、一様に他業種の方々が殆どであり、皆驚かれていたようでございます。今後、半年後に、再度の見学の要請を行いたく存じます。次回は更に多くの方々に見学して頂きたく考えておりますので、その際には、店内の見学受入れにつきまして宜しくお願い申し上げます。

この度は、当小学校の六年生の社会科授業の一環として御社デパートの店舗見学をさせて頂きました。有難うございます。御店を見学した六年生の中には、社会人になったら、デパートマンになりたいという方々が多く、今後の将来の目標が定まった生徒も多数散見され、本当に意義深い見学会となりましたことに関し、改めて感謝申し上げます。さて、次年度についても社会科見学授業の一環として受け入れて下さいますようお願いします。

上記の店舗見学の感想文は、社会科見学に行った小学校六年生の担任の先生が書いた文章です。この文章からは、毎年デパートを見学しており、その御礼として定例的に出している感想文と言えるのではないでしょうか。毎年行っているからといって、こういった、細かい部分について手を抜かないことが、定例的に実施することが可能になる部分ではないかと想定されます。

今回は、弊社の企画としてエンドユーザーである御社スーパーマーケットの売り場を見学させて頂き、誠に有難うございます。今回の見学で、弊社社員一同、顧客ニーズをそれなりに把握することができ、新たな商品開発に繋げることができたと皆、話しておりました。感謝申し上げます。今後とも、御社とは末永くお付き合いさせて頂きたく存じますので宜しくお願い申し上げます。

上記の感想文は、卸売業者若しくはメーカーの方々が会社単位で、スーパーマーケットを見学して、売り場を把握し、それに見合った商品を創り上げようとする事業の一環です。上記の文面からは、新商品開発等の他に、同業他社に押され気味で、自社商品の売り場をなるべく確保したいという見学しいた側の思惑も見てとれるでしょう。熾烈な企業間競争を示す感想文と言えるのではないでしょうか。

今回は、御店舗を見学させて頂き、有難うございます。さて、売上が対前年度比で減少傾向にあるとのことですが、実は、御店の売り場形成にかなりの改善点が見られることが、今回、店舗を見学させてもらって理解できた所です。御店の売り場について、一週間程度でレポートに纏めて提出いたしたく存じますので、今しばらく、お時間を頂ければ幸いに存じます。宜しくお願い申し上げます。

上記の店舗見学の感想文は、ある経営コンサルタントが小売店を見学して、売り場と顧客の動線についてのレポートを纏めるといった内容です。店舗見学については、ある意味物見雄山的な形での見学会もありますが、この様に、売り場を見学してレポートを書かなければならない仕事を持つ人もいます。こういった方々は、その道のプロとして売り場を活性化させなければならないため、それなりに大変と言えるでしょう。

この度は、弊社の旅行プランの一環として、御社のデパートの売り場等を見学させて頂き、誠に有難うございます。我が国を代表するデパートということで、今では中国や台湾等の観光客も目白押しであったことに、参加者一同、驚きを隠せないようでしたが、デパートマンのしっかりした対応を見て、ある高齢の参加者は、これで日本も大丈夫だろうと言われておりました。今後とも宜しくお願いします。

上記の店舗見学の感想文は、ある旅行代理店の企画であり、主として会社員等を定年退職された方々を対象に実施している工場見学や店舗見学のツアー商品に組みいれさせせて頂いたことに対する感想文です。こういったツアーの注意点としては、絶対に現役の方をツアーの中に入れてはいけないということです。これは工場見学でも同様で、現役の方は時計で製品の流れ等をチェックして、自社の売上増につなげる危険性があるからです。

この度は、御社のスーパーマーケットを見学させて頂き、本当に有難うございます。この見学会で、今回の子供の夏休みの課題の自由研究を上手に纏めることができるものと考えております。また、我が子についても、スーパーでのお客様とレジの方々との対応を見ていたようで、将来は、御社で働き、お客様の笑顔を見てみたいといっておりました。今後も、何かとお世話になることもあろうかと存じますが宜しくお願い申し上げます。

上記の店舗見学の感想文は、子供の自由研究を纏めるためにスーパー見学を行った母親からの礼状です。この子供の自由研究のためとのことで、本当にそう活用してくれれば良いのですが、実は、その母親がライバル店の企画課長等であった場合は、店舗裏の情報等が全て筒抜けの状況ですので、こういった部分については、本当に受入れ側のスーパーとしても注意が必要でしょう。

店舗見学の感想の書き方では、例えば物見雄山的な見学を行った場合の感想と、売り場改善のための店舗見学の礼状とは全く異なるということです。物見雄山的な見学会の場合でも、何度も行うものなのか、それとも、数年に一度、そのサイクルが巡って来るものなのか、今回一回きりで全て完結するものなのかによっても、使用する言葉は全く違ってくるのではないかと想定されます。

店舗見学感想の書き方の注意点としては、例えば、年に一度あるいは年に数度見学することが慣例となっている場合でも、見学終了後には礼状の中に感想文を添えて差し出すのが基本であるということです。この感想部分が仮に無いとすれば、今後は、当該企業の受入れに対しては、そう前向きにはならないのではないかと想定されます。そして感想を入れるにしても、少々視点を変えた形で挿入することが望ましいです。

店舗見学感想のポイントとしては、礼状を書く際に、必ず参加者の感想を伝聞調で盛り込むことが非常に大切になってきます。その感想部分が無いならば、礼状自体が全く意味がない物となってしまうからです。また、見学に際しては、見学する側で当該店舗のライバル店の社員や関係者等がいないかの事前調査が必要であり、これは見学する側の常識と言っても言い過ぎではないでしょう。