招待状での句読点の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例

招待状での句読点の書き方と用途
結婚式の招待状をもらったときに、文章の中で「、」や「。」といった句読点が使われていないことに気づかれた方は多いのではないでしょうか。これは、おめでたいことに区切りや終止符をつけないように、という意味で句読点をつけないことが慣習となっているからです。しかし、句読点がないと文章がどこで切れるのかがわかりにくいので、句読点のかわりにスペースを1文字分空けて書きます。
招待状での句読点の書き出し・結びの言葉
結婚式の招待状での句読点は避けるのが一般的です。しかし、句読点は文章を読みやすくするために欠かせないものです。句読点がない文章は読みづらく、意味を取り違えてしまうこともあります。句読点がなくてもどこで区切ればよいかわかるように、結婚式の招待状では「、」を入れるべき場所を1文字分空けて書くようにします。そうすれば、句読点を使わなくても読みやすいです。
招待状での句読点の書き方の例文・文例01
結婚式の招待状を作成するときは、まず最初に挨拶文から書き始めます。手紙を書くときと同じように「謹啓〇〇の候皆様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます」というような挨拶文ですが、句読点なしで書きます。時候の挨拶である「〇〇の候」の後ろには「、」を入れそうになってしまうかもしれませんが、句読点は入れずにスペースを空けることで読みやすい文章にしましょう。
招待状での句読点の書き方の例文・文例01のポイント・まとめ
招待状の始まりは例文のように、手紙を書くときのような挨拶文から始まります。一般的な手紙やビジネス上の手紙の頭語は「拝啓」が多いですが、結婚式の招待状は「謹啓」が使われる場合が多いです。謹啓は拝啓よりも丁寧であり、かしこまったときに使われる言葉なので、結婚式の招待状にふさわしい頭語と言えるでしょう。頭語を謹啓にした場合、結語は敬白になります。
招待状での句読点の書き方の例文・文例02
挨拶文の後に続く本文も、句読点を使わずに書きましょう。また、改行することで文章がわかりやすくなりますが、段落の文頭は下げずに文頭から書き始めるようにしましょう。媒酌人がいる場合は「このたび私たちは〇〇〇〇様ご夫妻のご媒酌によりまして結婚式を挙げることになりました」というような文章になり、媒酌人がいない場合は「さて私たちはこの度結婚式を挙げることになりました」のような文章になります。
招待状での句読点の書き方の例文・文例02のポイント・まとめ
結婚式を挙げることになったということをお伝えする文章は、媒酌人がいる場合といない場合では違います。媒酌人がいる場合は、「〇〇〇〇様ご夫妻の媒酌によりまして」というように、媒酌人の名前も入れるようにしましょう。また、本人が招待状を出す場合は文例のような文章になりますが、両家の親の名前で出す場合はまた違った雛形になりますので注意しましょう。
招待状での句読点の書き方の例文・文例03
「つきましては日ごろお世話になっている方々にお集まりいただきささやかな披露宴を催したいと存じます」「つきましては皆様により一層のご指導を賜りたくささやかながら小宴を催したいと存じます」など、披露宴を催すことをお知らせする文章にも句読点が入らないように注意しましょう。長い文章になりますので、区切りのよいところで改行になるように気を付けましょう。
招待状での句読点の書き方の例文・文例03のポイント・まとめ
披露宴を催すことをお知らせする文章にはさまざまな書き方がありますが、「つきましては」という接続詞から始める場合が多いです。前の文章で自分たち、または自分たちの子どもが結婚することになったことを知らせ、それから結婚披露宴を催すことを伝えます。披露宴のことは「ささやかな披露宴」「ささやかながら小宴」などのようにへりくだった表現をする場合が多いです。
招待状での句読点の書き方の例文・文例04
「ご多用中誠に恐縮ではありますがぜひご出席をいただきたくご案内申し上げます」「お忙しいところ誠に恐縮ではございますがぜひご出席くださいますようご案内申し上げます」といった文章で締めくくります。さらに丁寧な表現にするなら、「ご多用中誠に恐縮ではありますがご来臨の栄を賜りたく謹んでご案内申し上げます」という表現も招待状で使われる言い回しです。
招待状での句読点の書き方の例文・文例04のポイント・まとめ
最後には、お忙しいところ申し訳ありませんが、ぜひ来てくださいという内容の言葉を丁寧な表現で書きます。その後には結語を書きます。たとえば頭語を「謹啓」にした場合は、結語が「敬白」になります。結語を書いた後に、日付と新郎名新婦名を書きます。日付は〇年〇月吉日というように、日にちのところは吉日と書いておくのが一般的です。その後には「記」と書いて、日時や場所等、詳細を箇条書きで記しておきます。
招待状での句読点の書き方の例文・文例05
最近はゲストのアレルギーに対応した食事を用意してくれる式場も多いです。ゲストのアレルギーを確認するためには、返信用ハガキに記入欄を設けておくとよいでしょう。「お召し上がりになれない食材がある場合はお書き添えください」「食材のアレルギーなどがある場合はお書き添えくださいできる限り配慮させていただきます」など、アレルギーがある方が、食べられない食材を書く欄を作っておくとよいでしょう。
招待状での句読点の書き方の例文・文例05のポイント・まとめ
全ての式場がお食事でアレルギー対応しているわけではありませんので、式場選びの段階で確認しておくと安心です。アレルギーに配慮してもらえる式場なら、返信ハガキでアレルギーの有無の確認をしておくとよいでしょう。またアレルギーの対応をしてくれる式場でも全てのアレルギーに対応できない場合もありますので、「できる限り配慮させていただきます」という一文を入れておいた方がよいでしょう。
招待状での句読点の書き方で使った言葉の意味・使い方
結婚式など慶事の招待状は、文章の中で句読点を使わないようにするのが習わしです。句読点は、文や意味を区切るところで使うことで、文章が読みやすくなります。その句読点を使わずに読みやすくするためには、句読点を打つべき場所で一文字分スペースを空けるという方法があります。句読点はないものの、一文字分スペースが空いているので、ここで区切るということがわかり、読みやすくなります。
招待状での句読点の書き方と注意点
結婚式などの招待状での句読点は打たないのが一般的なので、適度に改行すると読みやすくなります。一行が長いと読みにくいものですが、短文にして改行を増やすことで、読みやすくなります。また、段落が変わると一文字文下げて書きますが、招待状の場合は段落が変わっても文頭から書き始めます。文頭を一文字下げてしまわないように注意して書くようにしましょう。
招待状での句読点の書き方のポイント・まとめ
日ごろ文章を書くときは、句読点を適度に打つことで区切る場所がわかり、読みやすくなります。しかし結婚式など慶事の招待状での句読点は、おめでたいことに区切りをつけないようにという意味で、打たない書式が一般的です。句読点がない文章を書くのは慣れないでしょうが、句読点を打つ代わりに一文字分のスペースを入れたり、普通の文章より多めに改行をすることで、読みやすい文章にしましょう。
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