要請書の書き方や例文・文例・書式や言葉の... | 文章や手紙などの書き方　書き方ラボ

要請書の書き方についての書式や雛形等は特にありませんが、例文については、インターネット等を検索すればそれなりのものは出てきますし、また、図書館等に行って、要請書等と言葉を入力すれば、その書き方等が書かれた本を探し出すことができるものと想定されます。この用途については、要望書と同様に、行政等に実施してほしいものをお願いする文書でしょう。

建築基準について、市の条例の一部改正を要請致します。当市では、建築基準について、ある一定の高さ制限が設けられており、それがために、建築物の高度化が遅滞し、当市経済の衰退の原因の一つにも挙げられております。上記に掲げた、種々の理由により、当市経済の再活性化のためにも、是非にでも、建築物の高度化のためにも建築基準についての条例改正を要請致します。

当小学校の通学途中にある道路の側溝は古く、崩壊している箇所も見受けられます。場所によっては蓋がされていない場所もある等、非常に危ない状況にあり、小学生の登下校時に、危険な箇所としてわざわざ注意を促さなければならない状況でもあります。つきましては、早急に側溝の崩壊個所を修復して頂き、早い段階で全ての側溝を整備しなおしていただければ幸いです。

上記の要請書についてですが、小学校の校長先生もしくは教頭先生が、教育委員会に上げた手紙のような要請書です。教育委員会に上げてどれだけの効果があるかわかりません。実際の所、殆ど効果的なものはないようにも思えますので、父兄の方々にお願いして、市長への手紙などで訴えてもらう等といった方法も側面支援的な手法として、本当の有効な手段と言えるのではないでしょうか。

当市の建築基準については、これまである一定の高さを超えてはならないといった条例がありました。確かに、小京都などと称されており、景観的には問題があるとは言えますが、実際に観光誘客戦略等を行っているわけでもありません。また、当市の経済についても衰退の一途を辿っており、建築基準見直しによって、経済的にも潤うものと想定されますので、改正について要請致します。

上記の要請書についてですが、経済界から提出された要請書です。この要請書では、建築基準の改正によって、市の経済発展が見込めると謳っています。確かに、高層ビルを建設できるようになり、その関連業種は良い思いをするかも知れませんが、その根拠に乏しいというのが現状でしょう。観光誘客戦略を取ってもなお、あまり効果が無い場合には、有効な要請書かもしれません。

当村は限界集落と称されて久しいですが、隣接する都市からの直通道路は二車線なく、車のすれ違いにも大変な状況です。また道路自体もカーブが多く、運転自体も嫌な思いをする方も多いでしょう。住民は日々の生活に窮している状況です。つきましては、道路を直線に改良するとともに、道幅を拡幅し、隣接都市との往来を促進するような対策を講じてくださいますようお願い申し上げます。

上記の要請書についてですが、これは、限界集落と称されている村の村長が、県知事あてに提出した要請書です。確かに、限界集落の中は大変な状況でしょうが、当該県としては、どちらかと言えば、費用対効果が見込める部分に当市したい訳で、そのような考え方から言えば、二車線化は難しいかもしれません。たとえば、公共交通機関の充実強化等でしたら大丈夫でしょう。

当市では、製造業が盛んであるが、現在、その誘致合戦は日本国内の他都市ではなく、中国へと移っており、当市の工場も閉鎖が相次いだ時期がありました。今後も製造業にだけ依存するというのは難しい状況でしょう。そこで、観光業を当市のもう一つの産業として掲げて推進していくべきと考えます。観光産業についての投資並びに、推進のための政策について検討願います。

上記の要請書についてですが、製造業が悪くなったので、観光業に移行するといった事例は多くの街で行われていることでしょう。しかしながら、ただの観光産業は、他の街でも行っておりますし、土台、国宝や世界遺産等のある街にかなうはずもありません。産業観光といったあたらな視点を打ち出す等の工夫が必要だといったことも要請書に盛り込むことが大切でしょう。

近年、これまでにない異常気象であり、当市の中央を流れる一級河川についても、度々ていぼうを乗り越えて川の水が増水したなどと言った被害が報告されております。つきましては、堤防決壊等といった被害を防止するためにも、川の堤防の補強とコンクリート化、またそれが無理な場合は、幅の広いスーパー堤防の造成につきまして、近隣市町村と協力のもと、実施してくださいますよう要請します。

上記の要請書についてですが、堤防決壊を恐れる地域住民が市町あてに上げた要請書です。住民のひっ迫し状況が見て取れ、良い感じの書面として仕上がっていると言えるでしょう。状況報告から始まり、堤防の全面コンクリート化を要請しているものの、それが難しい場合の次善の策等も提案していることからも、かなり切羽詰まった感じが見て取れ、素晴らしい出来になっています。

要請書の書き方ですが、住民から市長に上げる場合や、小学校から教育委員会に上げる場合、市町村長から県知事あるいは、国に上げる場合と様々ですが、この順番は絶対に守るべきであり、この一か所を飛ばすだけでも、特に自治体の場合は、あまり良く思われない可能性が強いのではないでしょうか。順々に上げていっても、まったく効果な無い場合に、そこを飛ばしてあげるといった方法は有効でしょう。

要請書の書き方の注意点としては、なぜ、それで困っているのかをしっかり伝えるような形で作成s日なければならないといった点が上げられます。もう一つ重要なのは、数値的なものや住民の証言等が加われば最高でしょう。そして、そのうえで、具体的に実施してほしいことを書き、仮にそれがだめでも次善の策を書いておけば、要請書を上げられた側としては逃げ道が無くなります。

要請書の書き方のポイントですが、まず最初に、何がどうして困っているのかを克明に記します。その上で、数値的なものを書き、証言等も書きます。そして、その後に、具体的にこのようにしてほしいといったあことを書きます。この場合、住民から市町村長に上げる場合は、この様に、県あるいは国にお願いしてほしいといった形で書き上げることが大切になってくるでしょう。