お悔みの手紙の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例

お悔みの手紙の書き方と用途
お悔みの手紙は訃報を受けたが事情があり、葬儀や通夜に参列できない時に送る手紙のことです。また、後になり訃報を聞いた場合にも送ります。一般的には初七日までに送りますが、喪中はがきなどでわかった場合はなるべく早く出すようにします。いずれにしても、手紙と共に香典を入れることもできます。家族の気持ちを思い、華やかさのない静かな手紙の雰囲気になるように言葉を選ぶようにします。
お悔みの手紙の書き出し・結びの言葉
お悔みの手紙の書き出しには、このたびはご母堂様の訃報に接し、などの決まった雛形や書式があり、まずはこの言葉から始まります。また結びにもご母堂様のご冥福をお祈り申し上げます、略儀ながら書面をもちましてお悔み申し上げます、などの言い方があります。書き出しにも、結びにも相手のことを思う文で書くようにします。親しい方にもていねいな言葉で書くようにしましょう。
お悔みの手紙の書き方の例文・文例01
親しい方にお悔みの手紙を送る場合の例文お父上様ご他界の悲報に接し、ただ驚くばかりです。ご家族の皆さまにお悔み申し上げますとともに、謹んでお父上様のご冥福をお祈りいたしております。お元気なころのお父上様のやさしい笑顔が思い浮かびます。ご心痛のことと存じますが、どうぞお力を落とさぬようご自愛ください。略儀ながら書面をもちましてお悔み申し上げます。
お悔みの手紙の書き方の例文・文例01のポイント・まとめ
親しい方に送る場合でもていねいな言葉を使うようにします。普段使っているような言葉はさけ、近状報告などもしません。相手の気持ちを思い、悲しみを慰めるために書くものですので、落ちついた雰囲気になるように心がけましょう。思い出を長く手紙に書くこともありません。簡潔にそれでいて相手を気づかう言葉を選ぶようにしましょう。時候のあいさつも書かないようにします。
お悔みの手紙の書き方の例文・文例02
会社にお悔みの手紙を送る場合の例文御社社長○○様のご逝去の報に接し、当社社員一同悲しみに暮れております。ご家族の皆さま、社員ご一同さまには心よりお悔み申し上げますとともに、謹んで哀悼の意を表します。ご生前は本当にご厚情賜りました。私どもがありますのも、ひとえに○○様のお力添えがあってのことでございます。本来ならばすぐにでも弔問にお伺いするところ、遠路にてかないませんことをお許しくださいませ。略儀ながら書面にて○○様のご冥福をお祈りいたしております。
お悔みの手紙の書き方の例文・文例02のポイント・まとめ
会社など取引先の場合、弔電を打ったり、供花を送ったりもしますが、相手の気持ちを思い手紙を書く場合があります。そのような時は業務的にならないよう、言葉の選び方に気をつけます。手紙のどこかに感謝の気持ちを入れるとより、気持ちが伝わるでしょう。また、今後ともよろしくお願い致します、などお付き合いのお願いのような文も書かないようにしましょう。
お悔みの手紙の書き方の例文・文例03
香典といっしょに手紙を添える場合の例文ご主人さまのご逝去を知り、ただ驚いております。遠方とはいえ知らずおり、失礼いたしました。奥様をはじめご家族の皆さまの悲しみのお気持ちを考えますと胸が締め付けられるような思いがいたします。同封のものはこころばかりですが、ご主人さまがお好きだったお酒でもお供えいただければと存じます。ご家族皆さまに心からお悔み申し上げるとともに、ご主人さまのご冥福をお祈りいたしております。
お悔みの手紙の書き方の例文・文例03のポイント・まとめ
香典と共に添える場合でも、書き方は一緒です。その際、弔問に行かれない理由は詳しく書かないようにし、遠路のため、やむをえない事情のため、など漠然としたものにします。また、香典とともに送る場合の文としては、個人の好きだったものをお供えしてほしい、という言葉を入れるとスムーズに書くことができます。なお香典という言葉は使わないようにし、御香料などと表現するとよいでしょう。
お悔みの手紙の書き方の例文・文例04
後で訃報を聞いた場合の例文このたびの悲報に接し、信じられぬ思いでいっぱいです。本来ならばすぐにでもお焼香もうしあげるところ、遠方にてかなわず、お手紙にて失礼をいたします事、お許しくださいませ。ご家族の皆さまには寂しいことと存じます。どうかお力を落とされませぬよう・・・。こころばかりの御香料を同封させていただきましたので御霊前にお供えいただきますようお願い申しあげます。略儀ながら書面にてお悔み申し上げます。
お悔みの手紙の書き方の例文・文例04のポイント・まとめ
後で訃報を聞くのは、四十九日を過ぎた頃が多いでしょう。そのため、相手の方もひと段落つき悲しみが増してくる時期でもあります。相手のことを気づかいながらも、長い文章にならないように気をつけます。お悲しみはいかばかりかとお察しいたします、などの言い方も一般的に使われます。生前を思い浮かべ、その様子を簡潔に記しても良いでしょう。結びには相手のことを思いやる言葉を使用するといいですね。
お悔みの手紙の書き方の例文・文例05
喪中はがきで知った場合の例文本日、年賀欠礼のお知らせをいただき、ご無沙汰しておりましたゆえに、ご母堂さまのご不幸を存じず大変驚いております。存じあげず、失礼しましたこと、お許しくださいませ。生前お会いした際のやさしい笑顔が思い出されます。お気を落とされていることと存じますが、どうぞお体を大切になさってください。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
お悔みの手紙の書き方の例文・文例05のポイント・まとめ
喪中はがきで知った場合はそれまで不幸を知らなかったことをおわびする言葉を入れた方がよいでしょう。ただ理由をくどく書く必要はありません。手紙のなかには生前親交があった場合はその時のことをさらっと書くとより、相手の気持ちに寄り添った手紙になります。喪中はがきは年末近くに出されることが多いです。年賀状を投函してしまった後はのちほど改めて出すようにします。
お悔みの手紙の書き方で使った言葉の意味・使い方
初七日・・なくなってから数えて7日目に行う法要のことです。宗派によってちがいます。薄墨・・不幸があった時に使用します。悲しくて涙で墨が薄くなった、という意味から来ています。ご母堂・・母のこと。父はご尊父、妻は奥様、夫はご主人さま、娘はご令嬢などと丁寧に言います。なお、伯父・伯母は父母より年長の兄姉、叔父・叔母は父母より年少の弟妹に使用するので、漢字の間違えに気をつけます。
お悔みの手紙の書き方と注意点
お悔みの手紙ははがきに書くのではなく封書で送るようにします。その際、重なる、という言葉を連想させる二重封筒はさけるようにします。また手紙も一枚に収めます。ペンの色は濃いものでなく、できれば薄墨で書きます。また、忌み言葉といわれる、またまた、次々、追って、重ね重ねという言葉は使いません。長生きをした方に対しても、天寿を全うし、などの言葉はNGです。ご生前、お元気なころといった言い方にします。
お悔みの手紙の書き方のポイント・まとめ
お悔みの手紙の書き方のポイントとしては、時候の挨拶や拝啓などの頭語は書きません。いきなり本題や主文から入ります。またたとえ親しい人に送る場合でもていねい語で書くようにします。重ね重ねなど相手がますます悲しみにくれる忌み言葉は書かないようにします。また、生きていたころは、という表現もしません。お元気なころ、などの言い方に変えましょう。
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