指導要録での転出の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例

指導要録での転出の書き方と用途
指導要録には2種類あります。一つは学籍に関する記録といい、小学校ならその児童の氏名、生年月日、保護者の氏名や住所などの個人的な情報を記載します。もう一つは指導の記録といって、その児童の学習状況や評定、学校生活におけるさまざまな活動や行動の記録を記載してあるものです。小学校入学から卒業まで同じ用紙に記載し、次の担任へ引き継いでいくものです。
指導要録での転出の書き出し・結びの言葉
転出児童があった場合、指導要録の原本は前任校で保管することになります。しかしそれでは転出先の学校ではどのような児童なのか把握できないため、転出先の校長宛に前任校から手紙で写しを送付することになります。そして転出先の学校でまた新たに指導要録をおこすことになります。ですから児童の転出は、前任校において転出の欄に転出先の学校等を記入せねばなりません。
指導要録での転出の書き方の例文・文例01
指導要録での転出の書き方は、まず転学の欄に学校を去った日の年月日や転学先の受入日の前日の年月日を記入せねばなりません。また転学先の学校名や所在地も記入することになります。そして転出の理由を記載せねばなりません。保護者が転勤等で転出をしなければならなくなった場合、保護者転出のためという理由になります。詳しく家庭内の事情を記載する必要はありません。
指導要録での転出の書き方の例文・文例01のポイント・まとめ
児童の転出にあたっては、異動年月日に気をつけなければなりません。例えば学校を去った日より転出先の受け入れが早くなってはいけません。必ず児童の転出の場合は、役所を経由してから次の学校へ手続きをすることになるのでほとんど間違いはありませんが、記載する場合は注意が必要です。学校を去った日と市区町村から転出した日が必ずしも一致しなくてもかまいません。
指導要録での転出の書き方の例文・文例02
指導要録に異動年月日や転出先の学校名などを記入したものの写しを、転学先には送付する必要があります。この記入がなされていなければ、前任校で書き直して再度送付しなければなりません。転学先では、前任校から送られてきた指導要録の写し等をもとにして、新たな指導要録をおこしていく必要があります。前任校から送付された写しは、指導要録と一緒に綴っておきます。
指導要録での転出の書き方の例文・文例02のポイント・まとめ
前任校からの写しはとても大事なものですから、送付されたらすぐに新しい指導要録をおこさなければなりません。これを怠り後回しにすれば、前任校からの指導要録の写しを紛失してしまう原因になります。紛失は大きな問題です。ですから指導要録の取り扱いは慎重にしなければなりませんし、ほとんどの学校が金庫保管になっているのは個人情報保護のためでもあるからです。
指導要録での転出の書き方の例文・文例03
指導要録での転出の際に必要になってくるのは、学籍の記録のほかに指導に関する記録です。この指導に関する記録は、児童の学習状況や評定を知ることになり、転学先でも学習指導に大いに役立ちます。転出児童がどの程度学習を理解できているのか、学力がどの程度身についているのか、指導に関する記録であらかた知ることができますので、学校での指導に困ることはありません。
指導要録での転出の書き方の例文・文例03のポイント・まとめ
指導に関する記録は、詳しく記述することになっています。1年生からずっと記入していきますので、その学年での学習への取り組み方を知ることができますし、学習内容の理解も知ることができます。ですから、前担任としっかり引き継ぎができなかった場合でも、指導要録を見ればその児童の学習状況や理解度を知ることができるので詳しく記入しなければなりません。
指導要録での転出の書き方の例文・文例04
指導要録の指導に関する記録については、さまざまな活動の記録を記載することになっています。総合的な学習の時間での様子や特別活動の記録についてです。転出先の担任が見ても、その児童の活動記録がわかるようになっています。総合的な学習の時間は記述しなければなりませんが、特別活動や行動の記録についてはおおむね満足できるものに丸印をつけることになっています。
指導要録での転出の書き方の例文・文例04のポイント・まとめ
総合的な学習の時間や特別活動、行動の記録について丸印が多くついている児童は、担任がその子どもを見たときに、ほかの児童に比べても努力しているところが多いと判断できるでしょう。またそれとは反対に丸印が少なければ、もう少し努力が必要なところもあると判断することができます。ですから、この指導要録を見ただけで児童の前任校での様子を知ることができるのです。
指導要録での転出の書き方の例文・文例05
指導要録の指導に関する記録には、児童の学校での様子を記述する欄があります。そこに、担任が1年間を通して見た児童の様子を記載していくのです。児童の優れている点を主に記載する必要がありますが、その児童が今後指導が必要となってくる事柄があれば記入しておく必要があります。ほかにも表彰の記録や学力、知能検査などの結果も記入しておかなければなりません。
指導要録での転出の書き方の例文・文例05のポイント・まとめ
この記述の欄を見れば、その児童の普段の学校生活における姿がよくわかります。また、出席状況も記録する欄が設けてありますので、前任校での出席状況を把握することができますので、今後の指導に生かせる部分があるはずです。もし欠席が多いようでしたら、病弱だったり不登校傾向があったりする可能性も考えられるので、十分な配慮が必要となってくるでしょう。
指導要録での転出の書き方で使った言葉の意味・使い方
指導要録は書式が決まっています。雛形があり、初めて書く人のために例文集なども存在します。書き慣れない人はそれらを参考に記入の仕方を学ぶとよいでしょう。指導要録での転出に関することも必要であれば記入しておきましょう。今後の指導に役立たせることができるでしょう。難しい言葉で書く必要はありません。次の担任がよくわかるような文章でまとめることが大事です。
指導要録での転出の書き方と注意点
指導要録は、閲覧を希望すれば本人が見ることができるようになりました。ですから指導要録に記載するときは、そういったことにも配慮しながら書く必要があります。また転出児童の様子は指導要録がすべての情報源となりますので、記入するときにはその児童をよく見て記入する必要があります。転学先の担任がわかるように常に転出を想定して書く必要があるでしょう。
指導要録での転出の書き方のポイント・まとめ
指導要録での転出のまとめとしては、転出児童のあらゆる情報源はすべてこの指導要録に書かれていると言っても過言ではありません。特にその児童が配慮が必要な児童であればなおのこと、指導要録に書かれていることが次の担任の指導につながってくるのです。転出児童が新しい学校へ異動したというはがきが届いたら、すぐに転学先へ指導要録の写しを送付しましょう。
-
-
顛末書の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例
顛末書は、客観的な視点が大事です。いつ、どこで、誰が、どのようなことをしたのか、結果的にどうなったのか、を簡潔にまとめて...
-
-
居宅支援経過の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入...
居宅支援経過とは、居宅介護支援事業者のケアマネジャーが記載するアセスメントを含むモニタリングの記載を行う表のことです。一...
-
-
9人制バレーボール記録の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味...
近年、バレーボールの公式な大会はほとんどがコート内に選手が6人入る「6人制」で行われていますが、日本では9人制バレーボー...
-
-
寄附帳の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例
寄付をお願いするシーン受け取ってお礼状を書くシーンなどで活躍するのが寄附帳です。寄附帳の書き方としては決まった書式や雛形...
-
-
時候の手紙の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例
手紙には一定のマナーとルールがあり、暑さ寒さ等の四季の言葉を用いた挨拶から書き始めるのが慣例です。時候の書き方は季節に応...
-
-
祝賀会欠席はがきの書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと...
祝賀会に招待されたら本来は出席するのが望ましいのですが、都合により欠席しなければならない場合があります。ほとんどの場合、...
-
-
支払調書の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例
支払調書は主に個人事業主、フリーランスの人に対して発行されるものです。サラリーマンに対して発行されるものが源泉徴収票であ...
-
-
反省文の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例
人は失敗をするものです。誰でも起こり得ることですが、失敗をすることが悪いのではありません。その失敗を反省するか、放置して...
-
-
盆踊りでの協賛金の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと...
それぞれ住んでいる地域には、昔ながらの伝統的な祭りや町内会の行事などがあることでしょう。盆踊りもその一つで毎年恒例行事と...
-
-
為替手形での裏書の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと...
為替手形とは、振出人(為替手形を発行する人)が、支払人(金銭を支払う人)にあてて、受取人(為替手形を所持する人)に対して...
指導要録には2種類あります。一つは学籍に関する記録といい、小学校ならその児童の氏名、生年月日、保護者の氏名や住所などの個人的な情報を記載します。もう一つは指導の記録といって、その児童の学習状況や評定、学校生活におけるさまざまな活動や行動の…