感想文の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例

感想文の書き方と用途
感想文といえば、夏休みの読書感想文を思い出す人も多いことでしょう。「文章を書くことが大好き。」という人もいますが、たいていの人は何を書こうか迷っていて、夏休みの最後になって慌てて書いていたという人がほとんどなのではないでしょうか。実は感想文や作文には書き方のコツがあって、それさえマスターしてしまえば難しいことはありません。すらすら書けてしまうでしょう。
感想文の書き出し・結びの言葉
感想文の書き出しは一番読み手を惹きつける部分です。この書き出しのおもしろさが重要です。「どんなことが書いてあるのだろう。」と興味をもってもらうためには工夫が必要です。また同じように結びの言葉もとても大切です。終盤にさしかかって感動したり共感したりしているときに、文章があっさりと途切れてしまうと読んでいる人は拍子抜けしてしまいます。それではみなさんがよく知っている『アリとキリギリス』について感想文を考えてみましょう。
感想文の書き方の例文・文例01
「早くしなさい。いつまで漫画を読んでいるの。」という母の声が聞こえました。ぼくは「はあい。」と一応返事はしたものの、そのままベッドに寝転んだまま漫画を読み続けました。何度か母のよぶ声が聞こえたもののそのまま放っておいたのです。「いい加減にしなさい。」というさっきまでの声ではなく、母の怒鳴り声に変わったときぼくはふと『アリとキリギリス』の話を思い出しました。
感想文の書き方の例文・文例01のポイント・まとめ
このように日常の生活の中から『アリとキリギリス』の話に関連するような話題を探してみると、似たような話が出てくるはずです。会話文から文章を書き始めると、その場の雰囲気がよく伝わり、まるで自分もその様子を見ているかのような気分になれるでしょう。そういった場面を想像できるような書き方をするためには、会話文から始めることにより文章が生きてくるのです。
感想文の書き方の例文・文例02
キリギリスさんこんにちは。ぼくはキリギリスさんの気持ちがよくわかります。なぜならぼくも好きなことから先に始めてしまって、いやなことは後回しにしてしまうことがあるからです。それで時々おうちの人や先生から「それではいけません。」と注意されることがあります。キリギリスさんもがんばっているアリさんから注意されましたね。その時どんな気持ちがしましたか。
感想文の書き方の例文・文例02のポイント・まとめ
この例文は手紙形式です。登場人物にあてて自分が手紙を書くのです。この方法は小学校低学年の児童には書きやすいでしょう。なぜなら子どもたちが登場人物に感情移入しやすいからです。手紙形式で書くことにより登場人物の気持ちに近づくことができるので、物語の中に入り込みやすくなり、書きたいことがすらすら出てくるはずです。手紙形式の感想文は比較的書きやすいでしょう。
感想文の書き方の例文・文例03
ぼくがもし『アリとキリギリスの』アリとキリギリスの立場に立ってみたら相手のことをどのように思うのか考えてみました。まずアリになってみましょう。暑い中一生懸命仕事をしているときに、友達のキリギリスが遊んでいたらぼくでも注意するでしょう。でもあまり仲のよくない友達だったらどうするでしょうか。もしかすると相手が困るのを知っているのにだまっているかもしれません。
感想文の書き方の例文・文例03のポイント・まとめ
この例文は自分が登場人物になりきって、登場人物の視点から物事を見る書き方です。登場人物になりきるというのは、自分がその話をよく理解しなければなりませんので、話をよく読んで考える力も身につきます。「もし自分が登場人物の立場だったら。」というテーマであらゆる視点から見るのもおもしろいでしょう。自分を見つめ直すきっかけにもなるはずなのです。
感想文の書き方の例文・文例04
仕事をすることとは一体どういうものなのでしょうか。まだぼくは子どもなので働くということがよくわかりません。家の手伝いや学校での掃除や係活動も働くことにはなりますが、大人の仕事とは少し意味が違うような気がします。大人の仕事は自分が選んで決めた仕事です。ですからやらされている部分はあっても、自分で決めて選んだ仕事なので仕方がありません。
感想文の書き方の例文・文例04のポイント・まとめ
このように、初めからアリとキリギリスは登場しません。しかしアリとキリギリスの童話のテーマになっている働くという部分で共通し、自分なりの解釈で文章を組み立てていく方法です。これは小学校高学年向きの書き方と言えるでしょう。第三者の目線に立ち物事を見つめるという書き方は非常に高度ですが、自分の気持ちをしっかり見つめることができるのでありのままの文章が書けます。
感想文の書き方の例文・文例05
ぼくは夏休みに『アリとキリギリス』の本を読みました。ちょうど公園で遊んでいるときに、アリの行列を見つけたので久しぶりに読んでみたいと思ったからです。すぐに図書館へ行き本を開いて読んでみました。ぼくがさっき公園で見かけたアリたちと同じように、一生懸命働いているアリの横で、のんきに遊んでいるキリギリスにとても腹がたちました。文句を言いたくなりました。
感想文の書き方の例文・文例05のポイント・まとめ
この例文は昔からよく見かける書き出しです。なぜこの話を選んで書こうと思ったのかといったことを書いていきます。「もしぼくだったらこうしたのに。」とか「もし私だったら違うかもしれない。」といったように自分と比較しながら読み進めて文章を構成していく書き方です。自分を見つめ直したり考えさせられたりするのでおもしろいのですが、同じことの繰り返しにならないように気をつける必要があります。
感想文の書き方で使った言葉の意味・使い方
感想文を書くときは、自分が一番どのような書き方が好きかまたは書きやすいかといったことが大事です。感想文は登場人物に感情移入したり反発したりといった心の動きがとても大切です。そして話に出てくる言葉の意味をよく理解することも大切なことです。また正しい言葉の使い方を知ることも必要です。そのためには普段から読書の習慣を身につけておく必要があります。
感想文の書き方と注意点
感想文を書くときには心の動きがとても大切ですが、普段の日常生活の中から題材を見つけ出してみましょう。また、話の内容をよく理解しておかないと感想文は書けません。感想文は話の感想を書くということよりも、その話を通して自分がどんなことを思い考えたのかその過程がとても大事なのです。ですからただあらすじを書くだけなら感想文ではなくなってしまうので注意が必要です。
感想文の書き方のポイント・まとめ
感想文はこれといった書式や雛形があるわけではありませんが、特に難しく考える必要もありません。自分の普段考えていることを素直な気持ちで表現することが大切です。読んだ本の中から、自分と共通する部分や疑問に思ったことなど何でも感じたことを素直に文章に書き表してみましょう。自分と重ね合わせたり第三者になってみつめたり、学年に応じた書き方をすればよいのです。
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