卒業式での祝辞用紙の書き方や例文・文例・... | 文章や手紙などの書き方　書き方ラボ

卒業式での祝辞用紙の書き方については、特に雛形などはありません。確かにインターネットなどで検索すれば、例文や書式などは多数出てきますが、その例文や書式に則った言葉を使用しなければならない訳ではありません。用途としては、概ね、どの卒業式でも使用できるといったことがあげられるでしょう。小学校から高校まで、ある一定の自分なりの書式を確定してしまうと最高です。

本日は、晴れの舞台にお招きいただき、光栄に思います。有難うございました。皆さま、ご卒業おめでとうございます。本日のこの日をお祝い申し上げます。最後になりますが、皆様の力こそが、我が国を支える礎になりますので、どうぞ、お体にお気をつけて、社会に羽ばたいてくださることをご祈念もうしあげ、挨拶と致したいと存じます。本日は、本当におめでとうございました。

卒業生の皆さん、今日は本当におめでとうございます。皆さまは、これから中学校に進級します。今日まで六年間、一生懸命に頑張りましたね。その頑張りは、在校生の皆様方が良く見てくれていたことは、先程の在校生代表答辞からも分かりました。これからは、中学生です。胸を張って、勉強に部活動に励んでくださることをご祈念申し上げまして、挨拶と致します。

小学校の卒業式の来賓祝辞の挨拶文です。小学生の場合、参考例文集などは、余り参考にはならないと考えて差し支えないでしょう。どちらかといえば、手紙を書いて読み聞かせてあげるといった形で進めるべきでしょう。当然、卒業式での祝辞用紙などは、手紙の用紙を使用するという方法も、一つの変わった方法として趣があり、面白いかも知れません。但し、目立ち過ぎるのはどうかとも思います。

皆さん、ご卒業おめでとうございます。高校三年間を通じて、皆様は様々なことを学ばれたと思います。そして、今後、社会に出て働かれる方、専門学校に行かれる方、大学に進学される方と、分かれることになるでしょう。しかし、高校三年間を通じて得た友情は、生涯のものとなることが多いものです。この出会いを今後も大切に育んで下さればと思います。今後のさらなる皆様の飛躍をご祈念いたします。

高等学校の卒業式での祝辞ですが、未だ、高等学校段階だと、地域経済や日本経済などの話を出すのは時期尚早といった感じも受けます。実際、受験勉強から解放されたばかりで、新聞知識など、殆ど頭に入っていないといった方が多いのではないでしょうか。そこで、高校三年間のことを思い起こさせるような文章の方が、高校卒業生にとっては、より胸にすっと入ってくるのではないでしょうか。

皆様、ご卒業おめでとうございます。今後の皆様の飛躍をご祈念申し上げます。さて、皆様は今後、就職されるケースが多いと想定されますが、昨今の我が国の景気動向は、政府の景気回復策のテコ入れもあり、非常に緩やかながら改善の兆しが見られますが、まだまだといったところでしょう。そんな中、就職される皆様におかれましては、決して一年や二年で仕事を投げ出さないことをお願い致します。

大学の卒業式での祝辞の様式ですが、大学生ともなると、景気の話を始めとした、新聞ネタになっている社会や経済の話を随所に織り込んでも、腑に落ちる部分があるでしょう。逆に変な顔をした学生は、まともに勉強してこなかったと考え、心の中で罵倒すれば良いわけです。今の学生は、直ぐに会社を辞めるとも言われていますので、その防止の意味を含めて、数年は勤め上げろとのメッセージを織り込むべきでしょう。

皆様、ご卒業おめでとうございます。本日の晴れの日をお祝い申し上げます。さて、皆様は数年に渡り、金属加工や機械加工、電気制御や建築技能など、それぞれの技能を高める練習を積み重ねて参りました。そして、腕前は一流になり、技術者の卵として羽化する直前の段階です。今後は、それぞれの職場で色々なことがありますが、諸先輩方からのご助言を受け、技能を高められることを願います。

工業技術系の専門学校の卒業式の祝辞例です。工業は我が国の根幹をなすものであり、今後も何とか伸ばしていかなければならない分野でもあります。国際競争がかかっている工業系の就職状況は甘くはありません。昔ながらの職人気質に付いていける学生が求められるのですが、実質、北東北と南九州にしかいないといった話も聞きます。工業系は今後どうなるのか、憂慮されます。

皆さま、ご卒業おめでとうございます。本音楽学校を本日ご卒業される皆様方を、世界中の音楽家が祝福していることでしょう。さて、我が国のオーケストラを取り巻く環境は、厳しいと言わざるを得ません。西欧諸国と比し、音楽文化が乏しい我が国において、プロ交響楽団数も少ないのが現状です。しかし、本学で苦労して学ばれた皆様には、常に幸運の女神が付いて回るでしょう。

音楽学校の卒業式での祝辞ですが、プロの交響楽団数自体が少ない中で、音楽学校の卒業生だけが、一定数毎年出るといったアンバランスな状況にあります。当然、プロのオーケストラに入社できなかった方々は、自衛隊や警察の音楽隊、学校の音楽の先生などといった、多方面に就職の場を広げて行かなければなりません。祝辞では、ある程度の覚悟を持って社会に飛躍せよといった意味合いの言葉も必要でしょう。

卒業式での祝辞では、小学校の場合は、手紙に書いて話し掛けるように、高校になったなら、高校三年間の友情をクローズアップさせることなどが重要でしょう。大学などは、経済関連の話題をどしどし織り込み、若干の社会に出て行く上での覚悟をにじませることも大切なことではないでしょうか。その上で、チャレンジ精神も忘れずにと一言付け加える努力も大切です。

卒業式での祝辞用紙の書き方ですが、小学生の場合は目立たない手紙専門の用紙に書いて趣を出すのが良いかも知れません。中学校以上の祝辞の場合は、白い封筒の中に読み原稿を織り込んだ祝辞を入れて、その場で出して、蛇腹織りの祝辞を読み上げるというのが一般的でしょう。蛇腹織に使用する用紙は、本当は、それ専用の長い紙が良いのですが、印刷のことも考え、コピー用紙で充分でしょう。

卒業式での祝辞の書き方のポイントとしては、余りくどすぎず、長すぎたりしないことが一番のポイントです。全校朝会で、校長先生の話を聞いている内に、具合が悪くなって、倒れ込む生徒が良く見かけられますが、祝辞を読み上げている最中、倒れ込む様な生徒が出たら、目も当てられません。そういった事態は、祝辞原稿が長すぎるとの理由しか考えられません。