医師へのお礼の手紙の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例
医師へのお礼の手紙の書き方と用途
病気や怪我などをした際に、お世話になった先生に何かお礼をしたいとお考えの方もいらっしゃることでしょう。しかし、最近ではお礼の品物を受け取ることを禁止している病院も増えており、現金や商品は受け取ってもらえない場合があります。しかし、気持ちのこもった手紙であれば受け取ってもらえますので、感謝の気持を伝えるのであれば、手紙を出すことをおすすめします。
医師へのお礼の手紙の書き出し・結びの言葉
お世話になったお礼を述べるのですから、医師へのお礼の手紙はきちんとした礼節を守って書く必要があります。一般的な手紙の雛形として、正しい頭語と結語を使用するようにしましょう。「前略」は「いきなり本文に入ります」という意味があり、目上の人に足しては失礼になりますので使用しないようにしましょう。「拝啓・敬具」「謹啓・敬白」「粛啓・敬白」などの組み合わせがお勧めです。
医師へのお礼の手紙の書き方の例文・文例01
まずは、医師へのお礼の手紙の書き出し部分の例文を紹介します。「拝啓早春の候、◯◯科の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。」「拝啓土用あけの暑さひとしおの侯、◯◯先生にはおかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」「謹啓朝の空気に爽秋の気配が感じられる頃となりました。」「謹啓立春とは名ばかりで、まだまだ肌寒い日が続いております。」
医師へのお礼の手紙の書き方の例文・文例01のポイント・まとめ
まずは目上の方に対する敬意を表するために、正しい頭語を使用します。そして続けて時候の挨拶を述べるようにしましょう。頭語の後、一文字分空けるか、改行してから書き始めるようにします。時候の挨拶というものは、その季節によって使い分けられるものです。例文などを参考にしてみるのもいいですが、自分の言葉で実際に肌で感じた季節感を表現してみるのもお勧めです。
医師へのお礼の手紙の書き方の例文・文例02
続いて、医師への感謝の気持ちを述べるようにしましょう。「◯ヶ月間の長きに渡りまして、とても親身に診察治療をして下さり、誠にありがとうございました。」「とても親身に診察治療をして下さり、お気遣いもいただきました。本当にありがとうございます。」「◯◯科の皆様には長きに渡り、大変お世話になりました。お陰様で順調に回復することが出来ました。」
医師へのお礼の手紙の書き方の例文・文例02のポイント・まとめ
医師、もしくはお世話になった科の方々への感謝ですので、丁寧な言葉づかいで書くようにしましょう。まずはしっかりとお礼の言葉を述べることが大切です。治療中にしてもらって嬉しかったことや、具体的なエピソードがあれば、それについて書くのもいいでしょう。自分の言葉で感じたことを素直に書くことをお勧めします。また最近ではどのように過ごしているかなど現状について書くのもいいでしょう。
医師へのお礼の手紙の書き方の例文・文例03
「◯◯先生の親身な診察のお陰で、今ではすっかり元気になり、毎日ハツラツとした日々を過ごしております。」「退院後は父もすっかり以前の元気を取り戻し、毎日散歩に出かけられるようになるまで回復いたしました。」「◯◯先生の熱心な治療の末、無事に仕事にも復帰することが出来ました。また体を壊してしまわないよう、気をつけながらマイペースで頑張っております。」
医師へのお礼の手紙の書き方の例文・文例03のポイント・まとめ
治療が終わった後、どのように過ごしているかなど書くのもお勧めです。元気に過ごしていることが伝われば、先生も喜ばれることでしょう。仕事に復帰したことや、新しく始めた趣味などがあれば、報告しておくのもいいでしょう。最近の体調はどんな感じなのか、以前と比べてどのようなことが出来るようになったか、またこれからどのようにしていきたいかなど、自分の言葉で書くようにしましょう。
医師へのお礼の手紙の書き方の例文・文例04
最後には結びの挨拶を入れるようにします。例文は以下の様になります。「最近めっきり寒くなってまいりました。お忙しい先生のことですので、ゆっくりお休みになる時間もあまりないかもしれませんが、どうぞご自愛下さいませ。」「季節の変わり目で体調を崩しやすい時期だと思いますが、どうぞ風邪など召されませんよう、お体には十分お気をつけ下さいませ。」
医師へのお礼の手紙の書き方の例文・文例04のポイント・まとめ
本文の後には結びの挨拶を入れるのが一般的です。結びの挨拶というのは、それぞれの状況によって変わるものです。医師へのお礼の手紙の場合、先生や、看護師の方々の健康を気遣ったり、忙しい身を案じる言葉などを入れるようにしましょう。季節によっては、七夕やクリスマス、新年などの季節ごとのイベントについて絡めて書いてみるのもオリジナリティがあって素敵です。
医師へのお礼の手紙の書き方の例文・文例05
結びの挨拶の後には、改めて感謝の気持を述べ、結語と手紙を書いた日にちを記入します。その際の例文は以下のようになります。「この度は本当にありがとうございました。心ばかりのものですが、よろしければ皆様で召し上がってください。敬具平成◯年◯月◯日氏名」「◯◯科の皆様に改めて御礼申し上げます。この度は本当にありがとうございました。敬具平成◯年◯月◯日氏名」
医師へのお礼の手紙の書き方の例文・文例05のポイント・まとめ
お礼の品物を受け取ってもらえる場合もあります。その際には一緒に送る手紙に一言それについて述べておくのもいいでしょう。結語は、最初に文に付けた頭語と対になっているものを使用するようにします。「拝啓・かしこ」というものもありますが、「かしこ」は女性のみ使用することが出来る結語ですので、男性が出す場合には使用しません。手紙を書いた日付と、自分の署名をしておきましょう。
医師へのお礼の手紙の書き方で使った言葉の意味・使い方
お世話になった医師だけでなく、看護師の方に出す場合もあるでしょう。最近では男性も女性も共通で「看護師」というのが一般的です。「看護婦さん」というのはあまり使われなくなってきているので、看護師で統一するのがお勧めです。また、宛名書きをする際に、時折「◯◯先生様」と書かれる方もいらっしゃいますが、先生だけで十分敬称になりますので、更に「様」を付ける必要はありません。
医師へのお礼の手紙の書き方と注意点
お世話になったお礼などを書く際には、出来るだけ縦書きのシンプルな便箋を使用するようにしましょう。横書きのものや、イラスト入りのもの、カラフルなものはカジュアルになりすぎるので控えた方が賢明です。使用する筆記具は、事務用ボールペンは控え、黒もしくは濃い青の万年筆がお勧めです。手紙を入れる封筒も茶封筒ではなく、白い和封筒を使用するようにしましょう。
医師へのお礼の手紙の書き方のポイント・まとめ
書式などにこだわらず、自分の気持を素直に書くのが一番ですが、あまり砕けた文面にならないように注意する必要があります。相手の先生方に対する感謝がしっかりと伝わるよう心がけ、不快な気持ちにさせないようにすることが大切です。間違いやすい尊敬語と謙譲語の使い分けにも注意が必要です。言葉遣いだけでなく、誤字脱字などの間違いがないかなど、最後に改めてチェックしておきましょう。
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