お中元での送付状の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例

お中元での送付状の書き方の用途
夏といえばお中元の季節です。日頃からお世話になっている方々に思いを込めた贈り物をする方もたくさんいらっしゃることでしょう。お中元につける送付状には遠方の方に送る場合など、直接言葉を掛けることが出来ない際に季節の挨拶や近況報告を兼ねる目的もあります。日頃の感謝の気持を手紙にするだけでなく、どうしてその商品を選んだのかなど一言入れておくのも喜ばれるものです。
お中元での送付状の書き出し・結びの言葉
贈る相手の方との関係性にもよりますが、やはりお中元は日頃の感謝の気持ちを伝えるものですので、あまりフランク過ぎないように気をつけましょう。改まった手紙を書く場合には雛形として頭語と結語を入れるのが一般的です。それに加えて、季節の挨拶を入れるようにします。お中元の季節は夏になりますので、涼し気な表現を使ってみたり、相手の方のお体を気遣う言葉などを入れるといいでしょう。
お中元での送付状の書き方の例文・文例01
◯◯様毎日暑い日が続いておりますが、ご家族の皆様にはいかがお過ごしでしょうか。さて、本日は夏の挨拶といたしましてささやかながらお中元をお送りいたしました。少しでも涼を感じていただければと思い選んだものです。お口に合うか分かりませんがどうぞご賞味くださいませ。暑い日が続いておりますのでどうぞご自愛下さい。またお会いできる日を楽しみにしています。
お中元での送付状の書き方の例文・文例01のポイント・まとめ
親しい相手の方に送付状を贈る場合には、書式にとらわれず、素直に気持ちを伝えるほうが相手の方も喜ばれるものです。そのため、あまり堅苦しい文章になり過ぎないようにするのもポイントです。頭語と結語も必ずしも入れる必要はありません。普段なかなか会えない相手の方に対しては、季節の挨拶だけではなく、最近の近況報告を入れたりするのもいいでしょう。
お中元での送付状の書き方の例文・文例02
◯◯様拝啓夏の日差しが厳しい季節になって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。大変ご無沙汰しており申し訳ございません。本日はお中元の印に◯◯様が大好きだと伺ったビールを別便にて贈らせて頂きました。今週中にはそちらに届くかと思いますのでどうぞご賞味くださいませ。今年は例年よりもことさら暑い日が続くようですので、どうかご自愛下さいませ。敬具
お中元での送付状の書き方の例文・文例02のポイント・まとめ
親しい間柄であっても、相手が目上の方や立場が上の方に送付状を出す場合には、ある程度改まった文章にするように心がけましょう。あまり頻繁に会えない親戚の方に出す場合などにもお勧めです。基本的な頭語と結語は「拝啓・敬具」で大丈夫です。女性が出す場合には「敬具」の代わりに「かしこ」を使用することも出来ます。品物と手紙を別々に贈る場合には、基本的に商品よりも手紙の方が先に届くようにしましょう。
お中元での送付状の書き方の例文・文例03
◯◯様拝啓向暑の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格段のご厚情を賜り、厚くお礼申しあげます。本日はお中元のしるしといたしまして、気持ちばかりの品を贈らせて頂きましたので、ご賞味いただければ幸いでございます。これから暑さもますます厳しくなって来ますので、ご健勝のほどお祈り申しあげます。略儀ながら書中にて、お中元のご挨拶を申し上げます。敬具
お中元での送付状の書き方の例文・文例03のポイント・まとめ
日頃お世話になっている相手の方や改まった相手の方に送付状を書く場合には、礼儀正しい文章になるように気をつけるようにしましょう。尊敬語と謙譲語の使い方を間違えないように注意することが大切です。また、頭語と結語は必ず付けるようにします。直接品物を届けることが出来なかった旨を詫びる文章を一言添えるのもいいでしょう。礼儀としては白便箋に黒いインクの万年筆などで書くようにしましょう。
お中元での送付状の書き方の例文・文例04
拝啓盛夏の候、ますますご清祥の事とお喜び申しあげます。平素は並々ならぬご厚情を賜り、厚くお礼申しあげます。つきましては日頃の感謝のしるしといたしまして、ささやかではございますがお中元の品をお送りいたしましたので、どうぞお納めくださいませ。何かと至らぬ点ばかりでございますが、今後ともご指導ご鞭撻のほど、心からお願い申し上げます。暑さ厳しき折から、ご自愛くださいませ。敬具
お中元での送付状の書き方の例文・文例04のポイント・まとめ
仕事でお世話になっている上司の方や、ビジネスシーンで関わった方々にお中元を出す場合には、必ず頭語と結語を入れるようにしましょう。相手の方に対して敬意を表するようにし、あまり押し付けがましい文にならないように注意することが大切です。特に仕事柄お世話になっている方に対しては、季節の挨拶だけではなく、例文のように日頃感謝している気持ちなども述べるようにしましょう。
お中元での送付状の書き方の例文・文例05
謹啓盛夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素はひとかたならぬご厚情を賜り、厚くお礼申しあげます。つきましてはささやかではございますが謝意を表したく、お中元の品を贈らせて頂きましたので、皆様で是非ご賞味いただければ幸いでございます。末筆ではございますが、時節柄、皆様のご健勝とご活躍をお祈り申しあげます。略儀ながら書中をもちましてお中元の挨拶を申し上げます。謹白
お中元での送付状の書き方の例文・文例05のポイント・まとめ
お中元は個人に対してだけではなく、会社などに対して出されることもあります。お世話になった会社などに出す場合、頭語と結語は「拝啓・敬具」でも大丈夫ですが、より丁寧な文章にしたい場合には「謹啓・謹白」などを利用するようにしましょう。基本的に目上の相手に手紙を書く場合には、白便箋に黒インクの万年筆、もしくは筆などを使用し、縦書きに書くようにしましょう。カラーペンや事務用ボールペンなどは不適です。
お中元での送付状の書き方で使った言葉の意味・使い方
手紙を書く際によく使用する頭語と結語というものは、「こんにちは」や「さようなら」を表す言葉とされています。その為、改まった場面で使用する場合に「前略・そうそう」は挨拶自体を省略していきなり本題に入りますという意味になりますので、使用しないようにしましょう。それぞれ決まった組み合わせがありますので、出す相手や状況に応じてそれぞれを使い分けるようにします。
お中元での送付状の書き方の注意点
特に改まった相手の方に出す場合に気をつけなければならないポイントとして、出来るだけ縦書きに書くようにしましょう。親しい相手の方に出す場合には横書きでも構いません。あまり派手すぎる便箋の使用は控え、シンプルなデザインのものを使用するようにします。普段あまり手紙を書く機会がない方もたくさんいらっしゃることでしょうが、こういう機会のために一本万年筆を用意しておくことをお勧めします。
お中元での送付状の書き方のポイント・まとめ
お中元での送付状はあくまでお中元の品の付属になるものですので、あまりダラダラと長文を書くのではなく、端的に要点をまとめて書くようにしましょう。便箋1枚程度に収まるようにするのが理想的です。年賀状のように、季節の挨拶を兼ねる目的もありますので、丁寧に気持ちを込めて書くようにしましょう。最後には誤字脱字がないか、言葉遣いに間違いはないかなどを必ずチェックしておくのも大切です。
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