お金の念書の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例
お金の念書の書き方の用途
お金を貸す場合には借用書を作成します。金銭消費貸借契約書ですね。この契約書をもって、返済期限や金利、返済方法など細かな取り決めを交わしているはずです。しかし、期限内に返済されないトラブルは多々あります。もし、期限内に返済できないのであれば、いつ返済してくれるのか、金利はどうするのかなどを新たに相談しなければなりません。その際に、念のために交わす文書が念書なのです。
お金の念書の書き出し・結びの言葉
金銭トラブルは、親戚や仲の良い友人知人であっても起こりうるトラブルです。万が一の為にも、きちんと契約書を交わすことが大切です。契約書を交わしていても、トラブルになった場合には返済してもらえるように、あらゆる手立てを講じておくことが必要です。裁判所に訴えるという最悪の場合になった時のことも想定した対応を心掛けて、完全に返済してもらえるようにしましょう。
お金の念書の書き方の例文・文例01
お金の念書の例文の重要なポイントは、1.文書の表題を明記する。2.形式的記載事項を余すところなく書く。3.文章は簡単明瞭に用件をまとめて書く。表題については、念書とします。言葉として近いものに、覚書などもありますが、覚書の場合は、当事者間での話し合いの結果の合意事項を明記し、当事者双方の署名捺印が必要となりますので、念書とは少し書式が違います。
お金の念書の書き方の例文・文例01のポイント・まとめ
お金の念書の場合には、覚書のように双方の合意のもとに返済期日や、金利、返済方法を明記した書類と違い、借りた方が返済できないような場合に、延期した返済期日、金利、返済方法などを明記した文書を、念のために貸してくれた人へ渡しておくことで、返済の意思はあるということを公に証明するための書類です。ですので、雛形としては、表題には念書と記載します。
お金の念書の書き方の例文・文例02
念書の形式的記載事項の雛形としては、当事者の住所、氏名、作成年月日、当事者の署名、押印です。これに、延期された返済の期日、返済方法が分割払いなどに変更になった場合には、その返済方法、延期された部分の金利負担などの個別の当事者間で話し合った必要事項を明記します。この部分については、ケースバイケースですので、もし返済されない場合のペナルティまで記載する場合もあります。
お金の念書の書き方の例文・文例02のポイント・まとめ
形式的記載事項にある当事者の住所は、店として借りた場合には店の名前で構いませんし、会社の代表名でも構いません。必ず実在する住所を書くことが基本です。作成月日は、忘れがちですがその念書を作成して押印した日付で記入しておきます。当事者の署名は自署が基本です。万が一筆跡鑑定などに出しても大丈夫なように、自署してもらいましょう。印鑑は出来れば実印が望ましいですね。
お金の念書の書き方の例文・文例03
念書の効力はどの程度なのでしょうか?これは、念書をとる時にぜひとも知っておいてほしい事柄なのですが、念書があるからといって、相手は必ず返済してくれるとは限りません。のらりくらりと返済を引き伸ばされても、貸した方としてはどうしようもないのです。念書で相手の資産を差し押さえて、そこから借金の返済に充てて欲しいといった場合には、公正証書が必要です。
お金の念書の書き方の例文・文例03のポイント・まとめ
念書と公正証書の違いは、念書は誰でもいつでもどんな内容でも書くことが出来ますが、公正証書は当事者の双方が公証人役場に出向いて、合意した内容(返済方法、返済額など)について公証人が作成する文書です。公正証書は、原本は公証役場に保管され、債権者には正本が、債務者には謄本がそれぞれ交付されます。その為当事者の双方が紛失したとしても、役場に保管されているので効力は失効しません。
お金の念書の書き方の例文・文例04
公正証書を作成するメリットは、裁判をすることなくお金を返済してもらうために、強制執行出来るということです。これは、法的に認められたシステムですので、どうしても返済してもらわないと困る、返済するといっているが、相手が信用できない場合などには、公正証書に明記された期日までに返済されない時には、強制執行をかけて相手の給与や資産を差し押さえ、そこから返済に充てるのです。
お金の念書の書き方の例文・文例04のポイント・まとめ
公正証書を作成するデメリットは、当事者双方が公証人役場まで出向くということです。お金を借りている方にとっては、強制執行が怖いですのでなかなか出向かないことも考えられますね。また、それなりに費用が必要となります。ですので、債権額が60万円以上であって、必ず返済して欲しい場合には作成するべきです。公証人役場へ赴く際には、あらかじめ当事者双方での合意内容をまとめておくことも大切です。
お金の念書の書き方の例文・文例05
念書は手軽に作成できることがメリットですが、肝心の返済については法的効力を持ちませんので裁判になることを覚悟しておきましょう。それなりの金額を貸して、返って来ない場合には、当初の借用書とともに、返済が滞った時に作成された念書を用意して、どういう経緯で返済が必要なのか、いつまでに返済するべきなのかなど、第三者にも分かりやすく、万が一にも借りていないなどと事実を曲げられないようにしましょう。
お金の念書の書き方の例文・文例05のポイント・まとめ
返済されない金額が60万円以下の場合には、少額訴訟といって原則的に1回の出頭で裁判を終わらせ、判決をもらうことが出来ます。そういった裁判の際には客観的証拠として、借用書や、念書などの署名捺印のされている、定型の文書が有効となってきます。借りた方としても、自署のうえ、実印まで押されている書類を前に、借りていないなどとは口にできないでしょう。
お金の念書の書き方で使った言葉の意味・使い方
お金の念書ですので、手紙の様に季節の挨拶などは必要ありません。簡潔に、返済内容についての合意した事項を述べること、日付、住所、署名押印が重要です。念書平成00年00月00日に貴殿から借用した金五拾萬円を、平成00年00月00日に完済する約定でしたが、不履行となり、お詫びいたします。元金金利含め金六拾萬円を、来る平成00年00月00日までに、銀行振り込みにて必ず返済致します。日付住所氏名押印
お金の念書の書き方の注意点
金銭消費貸借契約書には、金額に応じて収入印紙を貼ることが決まっていますが、念書については、印紙が無くても裁判の時の証拠能力は損なわれませんので、なくても大丈夫です。しかし、その念書が裁判の際の証拠として提出される場合には、印紙税法違反として取り扱われます。契約不履行で返済が遅れて、その後も確実な返済が疑われるような場合には印紙を貼っておきましょう。
お金の念書の書き方のポイント・まとめ
念書は返済が滞った際に、次の返済期日や返済金額を相談したうえで、借りた方が、貸した人へ合意した事実を誓約書のように一方的に約す書類です。ですので、合意書のように双方の署名押印などは必要なく、複製を両者が持っておく必要もありません。一方的な約束状のようなものです。しかし、少額でも貸したお金が返って来ないと困りますので、貸し借りした事実、返済の延期をした事実を公に通用する形で残しておきましょう。
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