合宿のお礼状の書き方や例文・文例・書式や... | 文章や手紙などの書き方　書き方ラボ

長期の休みを利用して合宿をする部活動もあるでしょう。もし合宿に行ったら、お世話になった人たちへ合宿のお礼状を出しましょう。毎年同じところで合宿をしていたら、合宿先の人と知り合いになってまるで家族のように接してくれる人もいます。合宿のお礼状は堅苦しくなくてよいので、素直な気持ちでお礼の言葉を書くとよいでしょう。部員全員が書くことが大切です。

合宿のお礼状の書き出しは、特に季節のあいさつなどでなくてもかまいません。仲良くなった人であれば、おばちゃんお元気ですか。といったような文章から書き出してもよいのです。逆に堅苦しいあいさつは他人行儀のような感じがするかもしれません。手紙の最後には必ずお礼をひと言添えることを忘れてはいけません。きちんと自分の思いは伝えるようにしましょう。

合宿のお礼状には、場所を提供してくださったことを感謝しましょう。文章としては、僕たちの合宿のために旅館を提供してくださってありがとうございました。監督から僕たちが合宿で利用するからと、ほかの宿泊を断ったと聞きました。僕たちは迷惑ばかりかけてしまうのに申しわけない気持ちでいっぱいです。でもその代わり、思い切り合宿中は練習することができました。

毎年合宿で利用する学校の部活動は、優先的に宿泊予約をいれてくれる旅館もあります。ほかの宿泊者に遠慮してもらっている場合もあるので、きちんとお礼を述べましょう。毎年利用しているから当たり前ではないのです。先輩たちの態度がよかったから引き継がれている場合も多いので、自分たちがその先輩たちに時代から守られてきた伝統を崩すことのないようにしましょう。

合宿先では、料理や掃除などの面でもお世話になったはずです。書き方は、合宿中は僕たちの栄養のことや体力のことまで心配してメニューを考えてくださってありがとうございました。洗濯も本当は自分たちでしないといけないのに、「練習で疲れているから。」と言ってたくさんの汚れた洗濯物をあらってくださいましたね。いつもきれいな練習着を着ることができました。

合宿先では、いろいろなサポートをしていただいていることが多いものです。自分たちで洗濯をするところもありますが、中にはサービスで行ってくれるところもあります。こういったサービスも当たり前のことではないので、きちんとお礼を伝えることが大事です。特に料理面では、健康面に気をつけてくれていますから感謝してお礼をきちんと述べることがとても大切です。

合宿が長くなると疲れが出てくることがあります。中には途中で寝込んでしまったり、休んだりしなければならなくなる人もいるでしょう。ぼくが具合が悪くなって寝込んでしまったときに、まるで母のように看病してくれましたね。熱があって家に帰りたいと思ったぼくに優しく声をかけて、手作りの野菜ジュースを作ってくれたことは絶対に忘れません。おかゆもおいしかったです。

もし合宿先で体調が悪くなって寝込んだり、休んだりしたときにはきちんとそのお礼も書きましょう。自分の母親のように献身的な看病をしてもらったならなおのことです。合宿先で預かっている以上、責任を感じているかもしれないので自分の素直な気持ちをしっかり伝えることは大事なことです。看病がなければ治りも早くはなかったかもしれません。きちんとお礼を述べましょう。

合宿先では、時々地元の学校と練習試合をすることがあります。合宿中は忙しいのに、僕たちの試合の応援に来てくださってありがとうございました。大きな声で一生懸命応援してくださる声がずっと聞こえていました。その応援で「声もかれてしまった。」と笑ってくださいましたね。とてもうれしくていつも以上の力が出せたし、練習試合に勝てたのも応援のおかげだと思います。

時々仕事の合間に練習の様子を見に来てくださる人もいるでしょう。中には差し入れをもってきてくださる人もいます。きちんとお礼を書きましょう。遠征先では応援の数も少ないものですが、その中で応援してくれる人がいるということはありがたいことなのです。普段気がつかないかもしれませんが、周りの声援はとても大事で、その声援が見えない力になるのです。

合宿先では一人一人それぞれの思い入れがあるでしょう。ぼくが疲れて帰りたいと思っていたときに、ぼくの気持ちを察してくださったのか、横に座って話をしてくださいましたね。毎年途中で挫折しそうになる先輩の話は「ぼくだけじゃない。」ととても励みになりました。その話を聞いて最後まできつい合宿を乗り越えることができたのだと思っています。ありがとうございます。

合宿先では一人一人がさまざまなドラマの展開があります。合宿を通してそれぞれの思いは違うでしょうから、自分の言葉を使って感謝の気持ちを述べることが大切です。何気ない言葉に癒されることは多いものです。その言葉で励まされることも多いでしょう。自分が支えてもらっていると実感できた瞬間でもあるでしょうから、その気持ちを素直に伝えることで相手にも伝わります。

合宿のお礼状は書式もありません。もちろん雛形や例文などもありません。自分の言葉で自分の素直な気持ちを書くことが大事です。難しい言葉を並べて書く必要はありません。自分の素直な気持ちを伝えることが相手にもその思いが伝わるものなのです。ですから人と同じような文章ではなく、自分オリジナルの文章を書くようにしましょう。そのことがとても大切なのです。

合宿先に手紙を出すときに、人の手紙を写したり、見ながら書いたりしてはいけません。文章が下手でもよいのです。その人の思いがどれだけ感謝の気持ちとして込められているかが大事なのです。ですから人の言葉ではない自分の言葉を使って手紙を書くようにしましょう。そのことが一生懸命書いたことが相手に伝わり、相手も喜んでくれること間違いなしなのです。

お礼状は面倒くさいと思ってはいけません。今までの先輩たちがきちんとお礼を述べてきたからこそ、毎年後輩たちが合宿を続けられることを忘れてはいけません。お礼状に難しい言葉を書く必要はないので、自分のうれしかったことや感謝の気持ちをそのまま文章に書き表してみましょう。以外とすらすらと文章が頭に浮かんで書けるものです。お礼をきちんと書けることは大人になっても大事なことなのです。