季語の手紙の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例

季語の書き方と用途
季語とはおもに俳句を作る際に使われる季節の言葉の事です。平安後期に成立されたと言われています。現代では日本の豊かな四季をあらわす言葉として手紙に使用されますね。立春や卒業式など四季の言葉すべてが季語、と呼ばれることがあります。季語を用いるとメリハリが出ますし季節感ややわらかい感じの手紙になるので相手にも伝わりやすくなりますね。季語にはきまりや使う時期がありますので気をつけましょう。
季語の書き出し・結びの言葉
手紙の書き出しには頭語を最初に書くことが一般的です。頭語のあと季語や季語を絡めた時節のあいさつ、本文、結語という書式になっています。季語の手紙であっても、書き出しは拝啓や謹啓から始めます。その後春でしたら、早春の候、などと続けていきます。結びにはその時の天候を見ながら相手を思いやる言葉をつなげていきます。その際にもかしこや、草々といった結語を忘れないようにします。
季語の書き方の例文・文例01
春の季語の手紙書き出しの例文拝啓春暖の候、皆様におかれましては益々ご壮健のこととお慶び申し上げます。拝啓菜の花が咲き始め、黄色のじゅうたんがまぶしいくらいに広がっています。みなさま、おかわりありませんか?結びの例文立春を過ぎたとはいえまだまだ寒い日が続いております。皆様ご自愛くださいませ。敬具花冷えの時折、風邪などひかないように気をつけてくださいね。かしこ
季語の書き方の例文・文例01のポイント・まとめ
季語の世界で春というのは、2月・3月・4月のことです。2月4日頃の立春から5月7日頃の立夏の前日までとされています。そのため、春といってもまだまだ寒い時期であり、相手の体調などを気づかう言葉は必ず添えるようにします。春はさまざまな美しい言葉があります。春の訪れをワクワク待ちわび、前向きになるような雰囲気が出る手紙にすると良いですね。
季語の書き方の例文・文例02
夏の季語の手紙書き出しの例文拝啓新緑の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。拝啓五月晴れの空がなんともすがすがしく、毎日晴れやかな気持ちで過ごしております。皆さまお健やかにお過ごしのことと存じます。結びの例文長雨の候、皆さま体調など崩されませんよう、お祈り申し上げます。敬具夏休みに入り、楽しいひと時を過ごされていることと思います。さらに楽しい休みになりますようにお祈りしています。かしこ
季語の書き方の例文・文例02のポイント・まとめ
二十四節気では夏は5月から7月までの期間を言います。この時期の手紙としては母の日、父の日、暑中お見舞いやお中元のお礼状などがありますね。5月と7月とでは気候の変化が著しいので季語も手紙を書く時期によって使い分けます。6月に梅雨を迎え、体調を崩しやすい時期でもありますので、手紙の結びには相手の体調を気づかう言葉を入れるように心がけます。
季語の書き方の例文・文例03
秋の季語の手紙書き出しの例文拝啓晩夏の候、みなさま益々ご清栄のこと心よりお喜び申し上げます。拝啓虫の音が心地よい季節となりました。ご家族の皆さまお変わりありませんでしょうか。結びの例文爽秋の折、貴社の益々のご発展と皆様のご健康をお祈り申し上げます。敬具これからの季節、どんどん朝夕は寒くなってきますね。お体大切にお過ごしくださいね。かしこ
季語の書き方の例文・文例03のポイント・まとめ
秋は8月から10月までを指します。8月は8月8日頃立秋をむかえるため、二十四節気では秋となります。温暖化が進み、8月は猛暑の時期です。秋の季語をとりいれつつ、残暑が厳しいという事や相手の体調を気づかう言葉もそえましょう。秋は実りの秋、スポーツの秋といわれるように1年の中で過ごしやすい季節です。9月すぎぐらいからの手紙には秋の雰囲気が感じられるような言葉を選んでいきましょう。
季語の手紙の書き方の例文・文例04
冬の季語の手紙書き出しの例文拝啓菊花の候、貴社益々ご繁栄のこととお慶び申し上げます。拝啓クリスマスの音楽が街中に流れ、華やかな時となりました。皆さんおげんきでしょうか。結びの例文大雪の日が続いております。寒さ厳しき折から、風邪など召されませぬようお祈り申し上げています。敬具何かと忙しい季節になってきましたね。お体に気をつけてがんばってね。かしこ
季語の手紙の書き方の例文・文例04のポイント・まとめ
冬の時期は11月から1月までを表します。この時期はクリスマス・お歳暮のお礼状・年賀状・お正月・・とさまざまな行事がある季節でもあります。冬の寒い時期です。季語は冬ならではの物を使用しますが、手紙自体は暗くならないように心がけます。どこか温かさが伝わってくるような文を書くと良いですね。また、年末あわただしかったり、寒さゆえに風邪をひきやすい時期でもあります。結びには相手への言葉を書くようにしましょう。
季語の手紙の書き方の例文・文例05
新年の季語を用いた書き出しの例文拝啓新春の候貴社ますますご繁栄のほどお慶び申し上げます。拝啓新たな年がはじまり、皆さまお健やかにお正月を迎えられたことと存じます。結びの例文松の内をすぎ、さらに雪も深くなってきましたが、どうかご自愛くださいませ。かしこまだまだ厳しい寒さが続きます。皆様のご健康をお祈りするとともに、本年もよろしくお願い申し上げます。敬具
季語の手紙の書き方の例文・文例05のポイント・まとめ
新年の季語には1月の季語とはまた違った新春らしいものがあります。年賀状には明けましておめでとうございます、や謹賀新年などの雛形がありますね。その他の言葉としては新たな年、お正月、お餅などがあります。どの言葉も楽しい時間を想像する物ですので手紙も明るく書くようにします。新年の決意を書いてもよいですね。結びには相手にも良い年となるように願う文を書くようにしましょう。
季語の手紙の書き方で使った言葉の意味・使い方
二十四節季・・太陽暦を使用していたころ、季節を表すために用いられていました。ご自愛・・自分の体を大切にしてください、という意味です。目上の方にも使う事が出来ます。お体をご自愛ください、とは書かないように気をつけます。頭語と結語・・手紙の書き始めと結びにつかう慣用句です。代表的なものに拝啓と敬具があります。松の内・・お正月言葉で1月7日までのこと。
季語の手紙の書き方と注意点
季語を使用する際、現代の季節とはちょっと違うので気をつけるようにします。特に春と冬は注意しましょう。春の始まりは立春の2月4日頃から、冬の始まりは立冬の11月7日頃からとなっています。親しい方に出す場合はあまり気にしなくてもよいですが、目上の方やビジネス向けの手紙には気を配ると相手に好印象を持たれるでしょう。結びには季語をからめながら相手への思いやりのある文を添えるようにします。
季語の手紙の書き方のポイント・まとめ
季語の手紙は頭語からはじまり、季語をからめたあいさつ、本文、結びが基本的な書き方です。日本古来の季語は大変季節感があり、書く側もその時の天候に応じ書くことができますし読む側も季節を感じながら読むことができます。とても素敵な言葉がありますので、手紙にさりげなく使ってみましょう。なお、早春、厳寒などの言葉の後には~の候や~の折とつけます。
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