係長昇任論文の書き方や例文・文例・書式や... | 文章や手紙などの書き方　書き方ラボ

係長昇任論文の書き方についてですが、こういった論文には概ね、書式や雛形があり、例文もインターネットを見れば、豊富に揃っているといって良いのではないでしょうか。しかしながら、おのインターネットの事例をそのまま引用して良い場合と、そうでない場合があり、それは会社の上層部の見方と言えるかもしれません。余り書籍などを読まない上司の場合は、ネット盗用は大丈夫でしょう。

弊社職員は、同業他社と比較して、一人当たりの売上高並びに営業利益率が低いと言われております。こういった状況を改善するため、私が係長になった暁には、全国の全ての営業所の当期純利益を、黒字転嫁することを目指し、社内に漂う諦めムードの払拭に尽力致したいと考えております。また、職員の接遇意識向上についても、合わせて推進していきたいと考えております。

飲食サービス業である弊社は、お客様への接遇の向上に努め、調理場担当にあたっては、真心を込めて料理を作ることをモットーとしなければなりません。お客様の笑顔が見たいとの一心で入社し、早七年が経過し、当飲食サービス業界を取り巻く環境も日に日に大変になってきております。その状況を鑑み、弊社社員全員一丸となった接遇キャンペーンの必要性を感じます。

上記の係長昇任論文ですが、実は主語が抜けています。要するに、何故接遇が大切なのか、そして、何故真心を込めて調理することが大切なのかが、全く抜けきっていると言っても過言ではないでしょう。また、自身が係長になった暁には何をするのかが全く無く、接遇キャンペーンについても、何故必要なのかの説明や理由が全くありません。上司は昇任させるかどうか不安でしょう。

当ＮＰＯ団体では、野鳥の保護と、野鳥の繁殖支援を行っておりますが、現状、年間一割ずつ減少傾向にある所を見ると、このままではいずれ、野鳥の保護すら難しい状態に陥るのではないかと想定されます。つきましては、私が係長に昇任した暁には、まず野鳥の育つ環境面に目を向け、野鳥の育つ湖沼周辺の自然回帰に向けた水質検査と水質改善方法の検討などから取り掛かりたいと考えております。

上記はＮＰＯ法人の係長昇任論文ですが、こういった団体の場合は、通常の企業と比較して若干難しい面が残ります。それは、考え方ですが、環境破壊も社会貢献と言えなくもないからです。新たな住宅を造成することは、当然環境破壊につながりますが、一方でこれは社会貢献でもあるのです。環境保護団体はこういった狭間で悩んでいます。上記も、着眼点は抜群に良いのですが、具体的な事業が見えていないのが残念です。

弊社は昨年度、その前の年度と比較し、売上高が一割ダウン致しました。これは、見境のない仕入計画が原因でありました。しかし、購入先の突然の破たんで代金回収が不能になったとの不幸もありました。私が会計課の係長に昇任した暁には、出来得るだけ前金若しくは、商品と現金をその場で交換するといった方法を多用する様、働きかけ、一ヶ月後の入金である場合は、規模の大小にかからず、一律で売掛金額の上限を定めるべきと考えます。

上記は、一般の会社の係長昇任論文ですが、取引先破綻の状況が述べられており、その対策を示した論文とは申し分ないのではないでしょうか。但し、全社的に見ると、この購入先の突然の破たんだけで会社の経営がおかしくなる様な感じを受け、実際の所は、会社の経営の違う部分に大きな問題があるのではないかと想定されます。この一か所だけではなく、大局的な視野で物事を見るべきでしょう。

当行の最近の業績を見ると、右肩下がりに取扱い預金高も減少し、それに連動するように貸付残高も減少している傾向にあります。そこで、私が係長に昇任した暁には、当行でまず、定期預金者二十パーセントキャンペーンと銘打って、当行行員全てが渉外の担当エリアを持ち、全員が何らかの形で各家庭を訪問して、一円でも多くの預金残高の確保に努めます。渉外を嫌がる行員には厳罰を与えるべきです。

キャンペーンの内容は理想的で、素晴らしいのですが、では、実際にその通り進めることが可能なのかどうかが大きな問題と言えるでしょう。銀行員は基本的に戸別訪問できる時間帯が決まっています。夜夜中に営業をかけてくる銀行員など見たことがありません。また、どうしても窓口に張り付かなければならない行員もおり、その方々に渉外をしろというのもどうかと思われます。

私は会計事務所に勤務して早六年になりますが、これまで、決算報告書の間違いなどは無く、最終チェックも私一人で行っているといった形です。私が係長になった暁には、決算報告書の間違い撲滅運動を全社的に展開し、とにかく間違いを無くすことに全身全霊を傾けたいと考えております。新たな施策も必要なのは充分に承知しておりますが、ミス撲滅も新たな施策に成りうるものと想定されます。

会計事務所なので、ミスの撲滅ということでも、係長昇任論文は通るかも知れません。しかしながら、どの様な企業でも、新たな施策を実行して行かなければ、絶対に企業として生き残ることは難しいと言わざるを得ません。ですので、こういったミスをなくすという、立ち止まれば誰でも考え付く施策は、誰からも見向きもされないでしょう。ただ、数字を扱う会社や部署はこういた論文が多いのかも知れません。

係長昇任論文の書き方で使った言葉は、まず、手紙の様な形にならない言葉を選び抜いて、文章の構成を関上げ抜くことが大切です。世間的には三段論法や起承転結が良いとされておりますが、文章とは概ねこの二大体系に集約されると言っても過言ではありません。係長昇任論文の書き方についても同様で、このセオリーに当てはめて書いて行けば、そう悪い文章にはならないでしょう。

係長昇任論文の書き方の注意点ですが、試験官や試験官の上司の目を気にしながら書かなければならないという点です。上司が堅物の場合は、インターネットからコピーして貼り付けるといったことでも楽々できますが、上司が頭が柔らかい肩ですと、途中でおかしいと気付き、ネットを調査しヒットすれば、その昇任論文は見向きもされなくなるのではないでしょうか。

係長昇任論文の書き方のポイントですが、まず最初に社内の人間観察が優先です。試験官の上司はどの様に考えているのか、性格はキツイ人か優しい人か、はたまた堅物なのか、頭が柔らかい人なのかを概ね調査しておくべきでしょう。そして文章として書き上げる場合は、余りに理想的なことは書かず、良い部分を褒めるように書けば、喜ばれる可能性が高いのではないでしょうか。