香典の礼状の書き方や例文・文例・書式や言葉の意味などと記入例

香典の礼状の書き方と用途
香典の礼状は、宗派や宗教によっても違いがあり、一般的には遺族が落ちついたころの四十九日すぎに、通夜や葬儀の際などいただいた香典のお返しとともにお渡しすることが多いでしょう。感謝の気持ちをお伝えする手紙ですが、普通の手紙のように時節のあいさつなどはいりません。形式に沿った手紙になりがちです。気になる場合はほんの少し近況や故人との思い出を書くと良いでしょう。
香典の礼状の書き出し・結びの言葉
謹啓亡祖母名前儀葬儀に際しましてはお忙しいにもかかわらずわざわざご会葬をいただきご鄭重なるご厚志を賜りましたこと厚くお礼申し上げます、という文は書き出しの雛形としてよく使われる文です。香典のお手紙は句読点をつけませんし、その時々の挨拶も必要ありません。結びも書面をもってつつしんでご挨拶いたします謹白、という文がよく使われます。また、香典をいただいた際のお礼は手紙のなかに必ず書くようにします。
香典の礼状の書き方の例文・文例01
香典の礼状書き方の例文1謹啓亡祖母春子儀葬儀の際にはご多繁にもかかわらずご会葬を賜りかつ御厚志を賜りお礼申し上げます葬儀の際は行き届かないこともあり申し訳なく感じておりますお陰様をもちまして11月3日に初七日の法要を滞りなく済ませることができましたつきましては供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたします何卒お受け取りくださいますようお願い申し上げますまずは略儀ながら書面をもってつつしんでご挨拶申し上げます敬具
香典の礼状の書き方の例文・文例01のポイント・まとめ
香典の礼状の一般的な雛形です。まず頭語を書き、亡くなった方の名前、葬儀や通夜に参列してくださったことや香典のお礼、法要が無事おわったこと、結びの言葉、結語、と書いていきます。また、名前の後儀、という漢字を使用しますが、~のことに関して、という意味になります。手紙の中に、行き届かなく迷惑をかけてしまった、という文を入れると相手への感謝の意が伝わります。
香典の礼状の書き方の例文・文例02
香典の礼状書き方の例文2謹啓時下皆さまご清祥にお過ごしでしょうか亡父孝儀葬儀に際しまして御多用中にも関わらず御厚意なる御弔意を賜り誠に厚く御礼申し上げますおかげをもちまして本日四十九日の法要を営みましたつきましては心ばかりの品をお送りいたしましたので御受納いただけると幸いでございます本来ならば拝眉のうえご挨拶申し上げるところ略儀ながら書面にて謹んでご挨拶申し上げます謹白
香典の礼状の書き方の例文・文例02のポイント・まとめ
ていねいな香典の礼状文です。頭語のあと、季節を絡めたあいさつは入れませんが、この手紙のように時下皆様には、という相手のことを思う言葉ならば入れてもよいでしょう。また、頭語に謹啓、と入れたら結語は謹白の方がすっきりします。なお、お礼文の中に戒名を記載してもかまいません。結びには直接お礼に行かれなくて申し訳ない、という気持ちを書くと、読む相手にも伝わるでしょう。
香典の礼状の書き方の例文・文例03
香典の礼状神式の例文謹啓ご尊家様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます亡祖父名前儀永眠の際にはご懇意なるご弔詞を頂き且つご鄭重なる御玉串料を賜り御礼申し上げますおかげをもちまして本日五十日祭の祭事を滞りなく仕えさせていだたきましたつきましては心ばかりの品をお送りいたしましたご受納くだされば幸いに存じます本来でありましたら参上しお礼を申し上げるところ略儀ながら書面にてご挨拶申し上げます謹白
香典の礼状の書き方の例文・文例03のポイント・まとめ
神式の場合、供養、成仏、回向などの仏教用語は使用しません。一般的に五十日祭で忌明けとなります。仏教の場合はご仏前と言いますが御玉串料、といった言い方は神式独特の言い方です。また、四十九日法要ではなく五十日祭ですので、気をつけます。そこから後の言い方は他の香典の礼状と同じです。文の中に相手への感謝の意を入れるようにするとさらに良いですね。
香典の礼状の書き方の例文・文例04
香典の礼状キリスト教の例文謹啓時下皆様お変わりありませんでしょうか先般母さと子召天の際にはご鄭重なるお花料を賜り誠にありがとうございます本日召天記念を滞りなく済ませることが出来ましたみなさまのお力添えがあったからこそ私どもも頑張ってこれましたつきましては心ばかりの品をお送りいたしましたどうぞご受納くださいませ略儀ながらご挨拶もうしあげます謹白
香典の礼状の書き方の例文・文例04のポイント・まとめ
キリスト教にも使う言葉があります。厳密にいうとプロテスタントとカトリックでは微妙に言い方が違います。法事、法要はカトリックでは追悼ミサ、プロテスタントでは記念会、追悼会と言います。また、逝去の場合もカトリックは帰天、プロテスタントは召天と言います。さほど気にしなくてもよいですが、心に留めておくと良いでしょう。その他の書式は他の香典の礼状の書き方と一緒です。
香典の礼状の書き方の例文・文例05
香典の礼状後ほど香典をいただいた場合このたびは主人の死去に際しましてお心のこもったお悔み状とお香典を頂戴いたしまして誠にありがとうございました主人は長く闘病生活をしていましたが最後は自宅で家族と共に過ごすことができましたそれがせめての慰めとなっております生前主人に賜りましたご厚意に感謝申し上げるとともに今後もご指導賜りますようお願いもうしあげます
香典の礼状の書き方の例文・文例05のポイント・まとめ
頭語などの堅苦しいあいさつを書いていない例文です。割と親しい方とのやり取りに使用します。その際にも、句読点を使うのはやめましょう。また、親しくてもていねいな言葉を書きます。手紙の中に、亡くなった際の様子、故人との思い出などを書くと相手に不安を与えず思いが通じますね。結びにも今後もお願いします、とこれからのお付き合いをお願いする文を添えると良いでしょう。
香典の礼状の書き方で使った言葉の意味・使い方
香典・・亡くなった方のご霊前に供える金品の事を言います。忌明け・・宗教によって若干違いますが仏教においては、四十九日を過ぎたころのことを指します。なお地域によって35日を過ぎたころのことを言うところもあります。神式では50日祭りを終えたころ、キリスト教では1か月後ぐらいとされています。拝眉・・はいび、と読みます。人に会う事を、その人を敬っていう謙譲語です。
香典の礼状の書き方と注意点
香典の礼状は時候のあいさつはいりません。また、頭語から始まらなくても良いです。気をつける点としてはお礼状であるので、句読点は使用しません。句読点には流れるように葬儀や法要が終わりました、という意味もありますので、気をつけるようにします。親しい方への礼状には自分の気持ちや故人との思いを書いてもよいでしょう。その際も、ていねいな言葉を使うようにしましょう。
香典の礼状の書き方のポイント・まとめ
香典の礼状は拝啓などの頭語からはじまり、故人の名前、お礼の言葉、法要が無事おわったこと、結語という書式が一般的です。香典の礼状にはきまった形式がありますが、その中にも近況を入れるなどすると、より自分が書いた手紙、という印象を相手に持ってもらう事が出来ます。宗教や宗派、地域によっても使う言葉、文が違いますので、気をつけるようにします。
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